脂質の種類や役割とは何か?分かりやすく解説します【図解入り】

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         脂質に関してのアイキャッチ画像

こんにちは、トモジです。
今回は、脂質について解説します。

脂質は、たくさん取りすぎると体に良くないイメージがありますよね?
確かに取りすぎは、生活習慣病要因になるので良くありません。

しかし脂質とは、体を効率よく動かすためのエネルギー源や細胞膜・ホルモンの主成分になるので体には不可欠です。

本記事では、脂質をより詳しく・分かりやすく・複雑にならないように説明していきます。


1.脂質とは?

脂質に関して説明している写真



脂質を分類すると、脂肪酸・中性脂肪・コレステロール・リン脂質の4種類に分けられます。
また、脂質とは1gで約9キロカロリーのエネルギーを生み出し、
タンパク質や糖質の約2倍に当たります。

他にも、細胞の表面をおおう細胞膜やホルモン・消化吸収の原料になり
脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける働きがあります。

脂質の役割と特徴について見ていきましょう。




4種類の脂質の役割

脂肪酸・中性脂肪・コレステロール・リン脂質の4種類について見ていきましょう。



脂肪酸と中性脂肪に関してのイラスト
脂肪酸について

エネルギー源になり、飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸に分けられる

中性脂肪について

ブドウ糖が不足した場合、それを補うためのエネルギー源で必要に応じて脂肪酸になり、エネルギーとして使われる
[中性脂肪は3つの脂肪酸とグリセロールという物質が結びついたもの]



コレステロールに関してのイラスト
コレステロールについて

細胞膜・ビタミンDやホルモンの材料・消化液(胆汁)の材料
HDL(善玉)コレステロール・LDL(悪玉)コレステロールに分けられる



リン脂質に関してのイラスト
リン脂質について

細胞膜の構成成分で、体内で脂肪が運搬・貯蔵される際にタンパク質と結びつける役割を担い、情報伝達にも関わる



飽和・不飽和脂肪酸について

脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられ
不飽和脂肪酸も[n-9系][n-6系][n-3系]に分けられます。

 少し複雑なので、以下の図を参照ください。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の図


飽和脂肪酸


飽和脂肪酸は常温で固体のものが多く、動物性脂肪に多く含まれるのが特徴です。

エネルギー源としてとても重要ですが、取りすぎると中性脂肪の原料にもなるため
摂取量には注意が必要で、血液中のLDL(悪玉)コレステロールが増加して
動脈硬化のリスクを高める可能性があります。



不飽和脂肪酸


不飽和脂肪酸は植物性の食品や魚に豊富で、健康に良い作用があるのが特徴です。

N-9系(オメガ9系)について

[オレイン酸]
LDL(悪玉)コレステロールや血中中性脂肪の増加を抑える働きがある



N-6系(オメガ6系)について

[リノール酸]
血中コレステロールを減らす働きが期待できるが、大量に摂取するとHDL(善玉)コレステロールも減少する可能性がある

[アラキドン酸]
さまざまなホルモンの材料になる



N-3系(オメガ3系)について

[α-リノレン酸]
心臓血管系疾患の予防や改善効果があり、一部EPA・DHAに変換される

[EPA(エイコサペンタエン酸)]
血中中性脂肪を減らし動脈硬化などを予防する効果があり、血栓が出来るのを防ぐ働きが期待出来る

[DHA(ドコサヘキサエン酸)]
血管系の病気を予防する働きが期待でき、脳や神経の機能向上も効果がある



必須脂肪酸

不飽和脂肪酸の中で、体内で作る事が出来ないのがリノール酸・α-リノレン酸・アラキドン酸の
3種類
であり、食品で補給する必要があります。




 脂質のまとめは、以下の内容

  • 脂質は、脂肪酸・中性脂肪・コレステロール・リン脂質の4種類ある
  • 脂質のエネルギーはタンパク質や糖質の約2倍で、細胞膜やホルモン・消化吸収の原料になる
  • 不飽和脂肪酸は、健康に良い作用がある
  • 必須脂肪酸のリノール酸・α-リノレン酸・アラキドン酸は、食品で補給する



2.HDL(善玉)・LDL(悪玉)の働き

HDL(善玉)コレステロールとLDL(悪玉)コレステロールはバランスが大切で、バランスが崩れると色々な病気の引き起こす要因になります。

コレステロールの働きの前にLH比について見ていきましょう。


LH比とは?

LH比とは、LDLコレステロール値 ÷ HDLコレステロール値で算出された数値の事です。

LH比の図
LH比表の図


動脈硬化の原因

LDL(悪玉)コレステロールは、コレステロールを全身に運ぶ働きがあり人体には必要な
コレステロールでもあります。

しかし血液中にLDL(悪玉)コレステロールが増えすぎると、血管壁のキズなどに付着し
血管を細くして動脈硬化の原因になります。


血管壁のキズに悪玉が付着する図



HDL(善玉)コレステロールの働き

HDL(善玉)コレステロールは、増えすぎたコレステロールを回収し、さらに血管壁にたまったコレステロールを取り除いて、肝臓へもどす働きをします。


HDL(悪玉)コレステロールの効果の図



 HDL(善玉)・LDL(悪玉)のまとめは、以下の内容

  • LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールのバランスが大切
  • LDL(悪玉)コレステロールが増えると動脈硬化の原因になる
  • HDL(善玉)コレステロールは増えすぎたコレステロールを回収し、血管壁のお掃除の役目もする



まとめ

今回は、脂質について図解を多めに入れ分かりやすく説明しました。

脂質を取りすぎると、LDLコレステロール値を上昇させる可能性が高くなり
動脈硬化・心筋梗塞などのリスクの高まります。

逆に過度の不足すると、細胞膜や血管が弱くなり免疫力の低下や脳出血のリスクが上がります。
ただ、通常の生活をしていれば問題なく不足する事はありません。

これを機に、あなたの食生活を変えるキッカケになればありがたいです。
それではまたお会いしましょう。






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上記の記事を参考にしてください。


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