
こんにちは、トモジです。
今回は、ナイアシンについて解説します。
ちなみにナイアシンは、どのような効果があるのかご存知でしょうか?
ナイアシンが不足すると、皮膚や代謝に影響を及ぼし、DNA修復や細胞分裂にまで影響します。
本記事では、ナイアシンをより詳しく・分かりやすく・複雑にならないように説明していきます。
1.ナイアシンの効果と働きについて

ナイアシンには主に以下の効果があります。
- 三大栄養素[炭水化物(糖質)・脂質・タンパク質]の代謝を助ける
- 血行促進作用
- アルコール分解をサポート
三大栄養素の代謝を補酵素として助け、特に脂質のエネルギーを作る際に深く関わる
血管が拡張して血行促進効果がある
アルコールを分解する時に必要なアセトアルデヒドに必要な成分
ナイアシンとは?
ナイアシンは、水溶性ビタミンでビタミンB群の仲間です。
動物性食品は[ニコチン酸アミド]・植物性食品は[ニコチン酸]の状態で含まれます。
体内では、アミノ酸の一種である[トリプトファン]からも合成されます。

NADとは?
食品から取り込まれたナイアシンは、体内でNADという補酵素に変化します。

NADの役割とは?
NADは体内の400種類以上の化学反応に関与しています。

- 糖質・脂質の代謝の過程で補酵素になる
- 脂肪酸・ホルモンの合成
- DNAの修復や細胞分裂の補酵素
- アセトアルデヒドの補酵素
NADが糖質や脂質をエネルギーに変換する際に、使用する酵素を
働かせるために必要な補酵素として働く
脂肪酸・ホルモンの合成の際に補酵素として働く
DNAの修復や細胞分裂の際に補酵素として働く
アルコールを分解する際に使用するアセトアルデヒドが、アルコール分解時に補酵素として働く
2.摂取量に関して
ナイアシンの1日の摂取量に関して以下の値になります。

ナイアシン当量(mgNE)
ナイアシン当量(mgNE)は以下の計算になります。
- [ニコチン酸アミド(mg)] + [ニコチン酸(mg)] + [トリプトファン量(mg)の1/60]
ナイアシンを多く含む食材
ナイアシンは、肉や魚介類に豊富で、落花生や干ししいたけにも多く含まれます。

取り過ぎ・不足した時
・短時間で排出されるので基本的に食生活で取り過ぎる事はなく、過剰症の心配はない
サプリメントで毎日100mg以上を摂取し続けると、顔の赤みやかゆみが出る場合がある
・トリプトファンから体内で合成出来るので欠乏症の心配はない
・アルコール依存症の人はナイアシンを大量に代謝するので[ペラグラ]の原因になる
※ペラグラ・・・皮膚の炎症・歯ぐきがただれる・舌が腫れるなどの皮膚病
まとめ
今回は、ナイアシンについての説明でした。
ナイアシンはビタミンB群の仲間で、代謝や細胞分裂・DNAの修復
アルコール分解などに必要なビタミンの1つです。
そして肉類は、タンパク質やビタミンB群が効率良く摂取できるのでオススメです。
これを機に、あなたの食生活を変えるキッカケになればありがたいです。
それではまたお会いしましょう。
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